りょくけんカタログ2026年7月号が届いた。
久々に会心の仕上がり。
色がきれいに出たので、デザイン担当とほっと胸をなでおろした。
トップページは、桃。
日本が誇る、このくだものは、古事記が編纂されたころにはすでに中国大陸から流入していたようである。
そこから、独自進化し、明治時代になって、産業として確立した。
今でこそ、くだもの王国と言われる山梨でも、栽培が盛んになったのは、戦中・戦後にかけてらしい。
それまでは、小麦や大豆、米が主力で、生産者の雨宮さんも酒造りを代々家業としていたとか。
山梨では、桃を二系統に分けて考えてきた。
早生、小玉、ジューシー、やわらか →白鳳系
時期で言うと6月下旬~7月上旬。
その後、元々の桃である、白桃が始まっていく。
普通~晩生、大玉、高糖度、かため →白桃系
時期は7月中旬~8月末。
昨今の傾向で行くと、色づきが良くて、固め、それでいて糖度が高いものが尊ばれている。
要は、栽培が簡単で、何もしなくても着色し、販売も急がずに済み、甘い桃の育種が盛ん。
(桃でも、次のシャインマスカットを生み出そうと躍起なのである)
と言うのも、定年退職し、新規就農した農家が多いから。
60代から、新しいものを習うのは容易ではない。
だから、簡単で、美味しい品種の育種が盛んなのだ。
そのあおりで、白鳳系の品種は影が薄くなってきている。
やわらかく、ジューシーな桃は、関東・関西では、人気で、いかにも、桃のイメージがある。
ところが、やわらかい桃は、日持ちがしないため、栽培も販売も流通も難しい。
本白鳳や、浅間白桃など、従来の横綱品種は、段々と栽培されない傾向にあるのである。
雨宮さんは、「そういうのも大事だけれど、おれはやっぱり本白鳳や浅間白桃だと思うんだよね。」と逆に樹を増やして行っている。
私も、その意見には大いに賛同していて、微力ながら、支えていきたいと思っている。
6月下旬~8月末まで。
雨宮さんの桃を楽しんでほしい。
トップの下段は、北海道のマルトマト。
温暖化が進み、北海道であっても、いわゆるフルーツトマトの栽培は難しくなっている。
エース格の岩本さんも7月までは高糖度のトマトを作るが、そこからは暑さ対策もあり、樹を緩めて行く。
特選級の(糖度9度以上)のトマトがふんだんに楽しめるのは7月まで、と考えていて欲しい。
野菜は、石原さんのなすが始まる。
やわらかく甘いなすで、焼きなすにして、醤油をかけるだけで、うまい。
朝倉さんの冬瓜や、淡路の玉ねぎなどもおすすめ。
昨年、大ヒットした秋田夏丸チッチェという小玉スイカもおすすめだ。
7月はくだものが一気に華やかになる。
ぜひお見逃しなく。