実りの秋、と言うが、実は野菜に関してはさほどでもない。
北海道のじゃがいも、玉ねぎ、にんじんが最盛期あるいは収穫期を迎えるが、秋野菜ってさほど多くない。
その中でも、りょくけんらしい野菜を、10月号の表紙には掲載した。
あけぼの大豆の枝豆。晩生の枝豆で、日蓮宗の総本山である身延山 久遠寺がある、山梨県身延町で、代々引き継がれた大豆品種だ。
身延町でも、旧あけぼの地区で作られてきたことから、”あけぼの”と呼ばれている。
門前町が作られ、精進料理で欠かせない大豆が大事に守られてきたのである。
大粒で、甘みが強い。
二週間ほどしか枝豆として利用できないので、お見逃しなく。
柿も続く。
岐阜県で、離床の大きな鉢で育った早秋柿。
大玉で、色が濃く、甘い。
根域制限をしているため、糖度が高い。
麗玉は、新しい甘柿品種。
種なし。
こちらも見逃せない。
標高1000mの、四国山地で作られているのは、能津さんの高糖度トマト。
恐ろしい道を登っていく先にある。
トマトの原生地は、アンデス高原。
まさにその環境を再現したような場所だ。
この時期になっても、きちんと高い糖度を保っている。
敬意しかない。
ぶどうは、スチューベンに注目している。
青森の種有ぶどうで、とにかく糖度が高く、甘い。
地元では「ぶどうは飲むもの」として、かまずにちゅるんと飲み込む。
種は、普通、ジベレリンと言うホルモン剤に浸けることで、受粉なしで結実させる。
ところが、このスチューベン。
ジベレリン処理を施しても種が残る、筋金入りの種有ぶどう。
ぜひお試しいただきたい。
新米も徐々に開始。
都度ご案内していきたい。