すっかり、朝晩は涼しくなった。
秋らしさを感じる。
西洋梨オーロラも始まり、ぶどうも多数の品種、梨も多数の品種が始まった。
りんごも。
柿があんまり、ない。
和歌山の宇城さんが体調を崩してから、この時期の柿がない。
と言うわけで、がーっと探し、良いと思う農家さんに出会えた。
種なし柿の本流は、平核無(ひらたねなし)と言う柿。
山形の庄内柿やなも、品種的にはこの平核無。
ただ、熟期が遅く、10月中旬以降になる。
ところが、くだもの得意の枝変わりが発生。
生まれたのが”刀根早生(とねわせ)”だ。
二週間ほど、平核無より早く熟す。
宇城さんの柿も、刀根早生からスタートだった。
ところが、私も不勉強だったが、もう一段階、最近は進んでおり、さらに早くなった。

それが“中谷早生(なかたにわせ)”という品種の柿。
刀根早生のさらなる枝変わり品種だ。
和歌山の那加という場所の柿農家 中谷さんが、自身の畑で、熟期が早い枝を“発見”。
弟さんが譲り受けて、接ぎ木で増やし、性質を固定化して、品種登録まで済ませたと言う。

刀根早生よりもさらに二週間ほど早く収穫できる。
一般的な柿よりも、一回りか二回りくらい小さいのだが(だから熟期が早いのだと思う)、
糖度も15度前後あり、正統派の柿のお味で美味しい。

遠州弁で言えば、そんな柿、なかったに~。
次々と生まれる各くだものの品種。
まったくもってうかうかしていられない。
課題が解決されているのが興味深く、同時にとても楽しいのだけれども。