「ぽくぽくのかぼちゃが好きなの。分かる?ホクホクじゃないの。」
その微妙なニュアンスは、分かるような分からないような。
私が浜松で、まだサラリーマンだった頃の話である。
「今入っているかぼちゃは美味しいですよ~。」と私にほぼ専門についてくださっていた事務員さんに言うと、食感の事を随分と確認されたものである。
“ぽくぽく”。
ホクホクよりも広がりがあるような。
ホクホクよりも、もう少し固そうな。
そんなニュアンス、伝わるものかな、面白いな、なんて思っていた。
夏のかぼちゃは、旬にもかかわらず、毎年、少し苦労する。
関東近辺が旬の時期は、お取引のある産地が少ないからだ。
それは、創始者の、永田照喜治さんが
「関東ローム層では美味しいものは作れません。」
と言い放ってしまったため。
関東圏の農家さんには、まったくもって失礼な話なんだけれども。
少し前まで、浜松や愛知県で時期がかぶっていた。
ところが、温暖化の影響もあり、静岡も浜松も旬が前倒しに。
それではもう少し北に、と思ったところ、永田照喜治さんの一番弟子と言われた山本さんが浮かんだ。
新潟県吉川。
雪解けが3月とすれば、ちょうどかぼちゃを作っている頃ではないかと訊ねてみたら、そうだった。
米作りの仲間である長峰さんが、お作りだった。
カボチャの名を、”ポクロン”と言う。
新潟の吉川がある辺り、頸北地方限定のかぼちゃだそうで、農家さんの間でその名を決めたらしい。
「ポクポクしているから、“ぽくろん”で良いだろう。」とのこと。
なんと商標も取得している。
西洋かぼちゃ、つまりはいわゆる栗かぼちゃと呼ばれる類のかぼちゃ。
ぽくぽくとして、甘い。
外観もとてもきれい(もちろん、きれいなものを選んでくださっているのだろう)。
秋田のダークホースが8月下旬から。
この時期を埋めるのに、とても良い。
オンラインストアでも販売を開始。
ぜひ召し上がってみて欲しい。
少し小玉(1kgくらい)。
一般的なご家庭には、ちょうど良い大きさなのかもしれない。
おすすめだ。

■ぽくろんかぼちゃ 1/2カット 648円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/332015.html