野菜やくだものは、どうやって価格が決まるか、ご存じだろうか?
美味しさ?
ブランド?
そういう野菜は一部だけだ。
青果物の単価は、多いか少ないか、つまり、量で決まる。
たくさん収穫できれば、単価は下がり、少なければ、単価は上がる。
品質が良いから高くなるわけではないのだ。
米の売買が自由化され、農家は自分で米価を決めることができるようになったが、最終的には世間の相場で取り決められる。
すなわち、豊作であれば安く、凶作であれば高い。
1反から10俵取れたら収入が増えるかと言えば、単純にそうはならない。
逆に6俵だからと言って、高くもならない。
世の中に、たくさんお米があれば、安くなり、少なければ高くなる。
とても残念なこと。
だから農家は、安定して、自分が望む価格でお取引できる方を探すようになった。
直接、消費者とつながったり、我々のような、ちょっと特殊な中間業者と、再生産可能な値決めをして、育てる。
私は、小売りの立場ではあるが、理想は、生産と消費が直結することだと思っている。
つまり、農家さんがお客様と直接お取引することだと思っている。
が、農家さんの仕事は、販売だけではない。
むしろ、美味しいお米を安定して育てることだから、販売に完全に注力することは難しい。
だから、私たちがお手伝いできるのだと思っている。
私が昨年からお米を譲ってもらうようになった農家さんは、美味しさはもちろんこと、いずれも「この値段さえもらえれば、うちは良いですから。」と言ってくださった方々。
このご縁は大事にしたいと思っている。