
今日は、ツキイチマルシェの日だった。
毎月、なんとかやりくりして、参加している。

4月のテーマは桜だったが、それは被り物だけで表現し、メインはパイン。
午前中、日が当たる中で、それはそれは美しく輝いており、初めて見たのだろうお客様の目を奪っていた。

その反応を感じたら、すぐにカットしてあったパインを差し出し、とにかく召し上がっていただくように努めた。
今年も、台湾の張さんのパインは美味しい。
芯まで美味しく食べられ、ピリピリ感がなく、歯にひっかからない程よい食感の果肉。
「何これ、美味しい…。」
「こんなに違うものなの…。」
40年以上、積み上げてきた、パインの品質が成しうる業である。
「葉っぱが小さい方が美味しくて。」
「この一つ一つの花の跡=小果が小さいのもポイントでして。」
「葉っぱが赤くなっているのも、肥料切れを起こして、程よい具合な証でして。」
「栽培に1年7か月かかるんです。だからよその産地は肥料を多くして、大玉にするんですが、うちでは肥料を少なくして、芯と果肉の生長スピードを同じくらいにするので、芯が老化せず、一緒に食べられるんです。」
「スナックパイン?それは台農4号でして、、、こちらは台農17号で、より優れた品種だと思います!」
などなどご説明。

14時半にパインは完売した。
パインを販売していることをご存じだったのか、
「パイン、もうないんですか?」というお客様も。
意を決して、売場を離れ、路線バスで松屋銀座に向かい、パインを分けてもらった。
帰りは、パインを抱えて、タクシーで勝どきまで行こうと、たくさんの人の中、タクシーを呼んだが、捕まえられず。
停車していた、黒のクラウン、スリースターの個人タクシーに頼み込んだところ、「悪いけど他あたって」と断られてしまった。
パインの荷物と、銀座~勝どきという近距離だったためだと思う。
運転手さんの気持ちも分かる。
分かるので、歩くことにした。

15時45分ごろ、月島第二児童公園に到着。
早速並べて、再び販売。
閉店の17時までに10個くらいは販売した。
ありがたい。
他に試食を用意していた黄金柑も昼過ぎには完売。
今期は、本当に当たり年なのだ。
大玉の、ピンク色の果肉を持つ紅まどかも、試食を用意。
朝、自分で剥いたのだけれど、これが気持ち良い。
たしかに皮は厚いのだが、もう収穫から2か月が経ち、あれだけ厚かった皮も薄い。
でも果肉はプリプリだし、房が大きく、肉厚。
そして美味しい。
1玉あたりが、大きいため、単価が張るのだけれども、興味を持ってくださった方が、その皮の香りにも魅かれて、ご購入くださった。
しっとりしてきているが、まだまだ日持ちする。
「誰かがあげたSNSの端っこに、パインが写っててさ。これは台湾のだ、って急いで来たんだよ。」
「いちごトマトっていうのが気になってて。これ頂戴。美味しいの?」
「日本のブラッドオレンジだって~」
「甘いレモン? 本当だ~!甘いレモンだ~!」
「お兄さんは、パイン屋なの?」「あ。いやもともとトマト屋です!」
などなど。
体験していただくりょくけんは成功したようである。
へとへとだったけれど、私の顔は笑っていたと思う。

銀座店に再び寄って、家に帰り、夕食を息子たちに用意。
我ながら美味しいごはんだった。