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三つ葉がない!

二週間ほど前だったか。
毎年お願いしている北海道の恵庭の農家さんから、
「毎年出荷していて、こないだ、今年も大丈夫、とお答えした三つ葉なんですが・・・。」

と電話が入った。

あ、やばい。

素直にそう思った。

「12月初旬には順調だったんですが、ちょっと今になって調子が悪くて、、、担当者から、できれば事前にお断りして、といわれまして・・・。今年は、お断りしてもよいですか?」

お願いしていた産地から、モノが出ない。

そんなことにはもう慣れっこではある。

が、こと真冬の三つ葉については厳しいものがある。
北海道以外で、土耕の三つ葉を真冬に手に入れるのは難しいからである。

りょくけんでは、基本的に関東産のものを扱っていない。

訓示めいたものだが、故 永田照喜治から「関東ではおいしいものはできません。」という教えを守っている。

本来の三つ葉の旬は、初夏。
4~6月にかけて、産地を変えつつ供給される。

そのときに、根だけを確保、保管し、12月初旬にハウスの中に伏せこみ、ひょろひょろと伸びてきたもの=一種、もやしやスプラウト、貝割れ大根の類が、この時期の三つ葉である。

もっぱら水耕栽培が多く、土で作るのは北海道に限られる。

北海道の方は、三つ葉が大好きで、年末には欠かせないアイテムのために、この”伏せこみ”といわれる栽培方法が根付いた。

さて、いつもお願いしている農家さんがだめとなると・・・。

さてどうしよう、と悩んでいたところ、携帯電話が鳴った。