すっかり場所に慣れてしまった、私の愚息たち。
カエルを追いかけて、田んぼに突っ込んでしまい、ぬかるみにはまり、自力では抜け出せなくなっていた。
田んぼのぬかるみはそこそこあり、大人の膝丈までは優にある。
子供用の長くつはおおよそ役に立たない。
長くつの中まで、しっかりと田んぼの水が入り込み、その重みとぬかるみで力が入らず、次男は一歩も動けなかった。
なんとか、美穂さんに助け出してもらった。
田んぼに手をついたのか、腕はもちろん、ズボンも太ももの部分まで泥だらけになった。
予想していなかったわけではないので、着替えはあったが。。。
「みて、カエル!!しゃしんとって、はやく!」
「えっと、どこにカエルが?」と思ったけれど、左手に握りしめられている。 |
片手に泥だらけのカエルを握りしめ、私に見せてくれた。
虫やカエルを見つけたら、写真に撮って、長男に見せる、と約束していたのだ。
なんとか着替えさせたところで、ほぼ全員がトラクターに乗り終わった。
さて。
「山﨑さん、すみません、手でも植えてみたいんですけど、できます?」
学校を休んでまで、付いてきてくれた方に、機械植えだけでは、申し訳ない。
用意がよく、農業用の足袋(たび)まで、このために購入していたのだから。
苗のプランタをひとつふたつもってきてくださり、「そのあたりに植えてよいよ~」とのこと。
さ、田植えに挑戦!