りょくけん東京

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柿

おけさ柿とか庄内柿とか。

「これは“おけさ柿”?」

店頭でお客様に聞かれた。

おけさ柿という品種の柿は無い。

平核無(ひらたねなし)柿に産地ブランドの名前を付けて販売している。

新潟県で発見された平核無は、客観的に言ってとても優秀な柿。
おおよそ本州の和歌山や奈良県のある辺りから北にかけて広い地域で栽培されている。

種なしの渋柿だが、渋の正体であるタンニンを何らかの形で包み込み、人の舌に感じさせないようにすることで、渋を“抜く”。
古くは焼酎などアルコールで“渋包み”を行ったが、果肉がやわらかくなりやすい。
最近では二酸化炭素を活用する。
二酸化炭素を充満させた小部屋に2日くらい置いておくことで、渋が包まれ、人間の舌に感じられなくなる。

この、平核無の、特に新潟県産で農協を通して販売されるものが、おけさ柿。
ちなみに、山形では、“庄内柿”というブランド名で販売される。

いずれも、品種は平核無。
あるいは、平核無の早生種である“刀根早生(とねわせ)”。
本来10月中旬以降に熟期を迎える平核無が、その枝変わりである刀根早生と組み合わせることで、9月の下旬から出荷、販売が可能になる。

最近では、その刀根早生の枝変わりでさらに早い品種が生まれた。
中谷早生だ。
中谷早生は、和歌山生まれなので、まだ他県での栽培が広がっていないのだけれども。

和歌山と言えば、樹の上にならせたまま、渋を抜き、果肉が黒ごまだらけになっている”紀の川柿
”も”必食”の柿。

今年はご紹介できるやも。