桃の歴史は古いという。
英語のピーチ(Peach)は、原生地の一つである、ペルシア”Persia”(=現イラン)に由来するらしい。
7500年前の中国の遺跡から桃の種が見つかっており、現イランからアフガニスタン、隣接する中国の内陸部の広い地域が、桃の原生地だと考えられている。
日本の、6000年前の縄文遺跡からも桃の種が見つかっており、古い時代に、すでに中国から伝わっていたらしい。
魔除けの役割を信じられていたそうで、祭祀に使われていたのではないかと考えられている。
古事記には、イザナギノミコトが黄泉の国から逃げる際に、桃を投げたと言われているし、鬼を退治するヒーローは桃太郎だったので、神秘的な力があると信じられていたのだと思う。
ただ、現在、私たちが口にする桃の直接の先祖ではないらしい。
古い品種は、梅や杏のような大きさで、固い桃だったようだ。
今の桃は、明治時代に中国から持ち込まれた”上海水蜜桃”という品種から、岡山で進化を遂げた。
そこから、岡山が誇る”清水白桃”が生まれた。

山梨に持ち込まれて、さらに様々な品種が生まれた。
そして、山梨県人が最も好むのが、ちょうど今が最盛期である浅間白桃という品種だ。