春野菜って何だろう?
りょくけん松屋銀座店のメニューを考える時、野菜定期便の内容を考える時、けっこう考え込む。
私が思うに三つくらいの系統があると思う。
1.春とか新とか。
2.芽吹きの野菜。
3.豆野菜。
1.春とか新とか。
春キャベツとか春大根という呼び名を持つもの。
“春”とつくだけで、なんだかやわらかでみずみずしい感じがする。
実際のところ、暖かくなるころに育つ春キャベツは、ふわっと育ち、やわらかい。
春大根も、冬の大根よりもやわらかくジューシーに育つ。
やや小ぶりだけれども。
新キャベツと呼ぶところもある。
そして、新じゃが。
日本は縦に長いので、旬がうまく移り行く。
日本の新じゃがは、1月くらいに、暖地である沖縄や鹿児島、長崎から始まる。
品種は、でじまから生まれた“ニシユタカ”。
早生じゃがいもの代表格で、収穫量も多い。
皮が薄くて、いかにも新じゃがらしい顔をしている。
産地によって、でじまや男爵などで、新じゃがが登場し、おおよそ最後の新じゃがが6月の静岡のじゃがいもだろう。
古戦場 三方原台地で育った”三方原男爵”が有名だ。
その他の関東の地でも、6月あたりまで、新じゃがらしい新じゃががリレーされていく。
さも、桜前線のように続く。
7~8月は、大産地である北海道のじゃがいもが始まるので、年内は、北海道が主戦場になる。
北海道のじゃがいもは、貯蔵性が高いものを作るためか、皮が厚く、7月くらいの出始めのじゃがいも以外は、あまり新じゃがっぽくはない。
新玉ねぎは、ややこしい。
白玉ねぎ、黄色玉ねぎ、早生玉ねぎ、あるいは極早生玉ねぎが、新玉ねぎだろう。
じゃがいもと同じく、大産地である北海道の玉ねぎが始まる9月くらいまでの、あまり貯蔵性の高くない早生品種が、新玉ねぎと呼べるのだと思う。
白玉ねぎは、外観が白い皮を持つもの。
皮を剥いても、真っ白。
黄色玉ねぎは、やや白玉ねぎよりも遅れて始まり、外観が黄色い。
果肉は、白玉ねぎと同様に、真っ白だ。
やわらかく、ジューシー。
日持ちは、茶色の玉ねぎよりも悪いけれども、冷蔵で2~3週間は大丈夫だ。
一般に、辛みが少ないと言うが、あまり変わらないような気もする。
春にんじんももちろん存在する。
1年で同じ作物を2回作る、二期作を行うため、春にんじんを設定している産地もあるが(その場合は5~6月収穫か)、もっとも有名で、自治体も力を入れているのが徳島の春にんじんだと思う。
秋ごろに播種し、冬を乗り越えるために超大型のトンネルハウスを建てて畝を覆い、栽培する。
暑くなり始める前に収穫を終える。
他のにんじんの時期や産地とも違い、収穫してから貯蔵せず、すぐに出荷するのも特徴だ。
そのため、鮮度感がとても強い。