いったんあきらめようと思ったチョコレートとくだものの活用。
お菓子に詳しいスタッフさんからアドバイスがあり、もう少し試してみることにした。
テンパリングの要らない”トリュフ”。
あるいは、カットフルーツとチョコレートディップのセット。
チョコレートを湯煎で溶かした後、温めた生クリームに砂糖を溶かし、チョコレートに投入。
一瞬分離したかと思ったけれど、混ぜ続けると、乳化し、一体感が出た。
これをいちごに着けて冷やして固めたものと、刻んだいちごを入れて丸めたものを試作。
ディップできるようにソースを作るには、生クリームの量を増やし、よりやわらかく仕上げる。
一晩、冷蔵庫に入れてあったものを、翌朝、確認すると、まず、チョコレートディップはカチンカチンで、とてもディップできない。
ー断念。
いちごのトリュフチョコレートは、美味しいには美味しい。
刻んだいちごの方は、どうも、発酵したようないちごの風味と生のいちごの食感と種が目立ってしまって、いまひとつ美味しくない。
湯煎して軽くテンパリングしてコーティングしたいちごと、家族で食べ比べたところ、どうもトリュフの評判は良くない。
「やわらかいのがあんまり。こっちのパリッとした方が苦いけど美味しい。」とのこと。
正直、私もそう思った。
思いの外、評判が良かったのが金柑。
「こっちのチョコ掛けの方がうまい。」
トリュフもソースもやめ、チョコレートコーティングのいちごと金柑に挑戦してみよう。
ついでではないけれど、無茶々園さんから手に入れたカカオマスからチョコレートも作ってみた。
こちらは、面白いもので、つやが出ず、なんだかあんこみたいな仕上がりになった。
ベトナム産のカカオだそうだが、フルーティな酸味があって、また別の味。
とても勉強になった。