店頭で忙しく接客していたら、隣のスタッフさんに「社長さんはいらっしゃいますか?」と尋ねる女性がいらした。
私は別のお客様の対応をしていたが、「う?俺だけど?」と思いながら横を見た。
「あ。」と思った。
青森の小野さんだった。
お客様の対応が終わり、小野さんに駆け寄った。
「誰だか分かりますか???」と人懐っこい笑顔を見せてくださった。
2022年。
青森のさくらんぼや毛豆で助けて頂いた方。
来期は青森の名産 ジュノハート の生産量も増え、出荷してくださる予定だ。
「分かります、小野さんですよね!」
本当にたくさん助けて頂いたので、お礼でもお送りしなければ!と気にかけていたので、まさかご訪問いただくとは思ってもいなかった。
お友達と東京に遊びに来て、羽田空港から帰る前に、いったん分かれて、わざわざ寄ってくださったそう。
「素敵なお店ですね。ちょっと私、お父さんにもお惣菜を買っていきたい。」と買い物までしてくださった。
永沼さんの時にはすっかり忘れていたけれど、今回は忘れずにおまけもお付けした。
軽くて美味しいもの:いちごトマト、赤いキウイ、金柑。
青森にはキウイや金柑はないはず。
私も嬉しかったけれど、小野さんもニコニコしてくださっていてまた嬉しかった。
…翌々日のこと。
家に帰ると、小野さんからりんごが送られており、またまた恐縮してしまった。
ふじも、王林も、名月も美味しかった。
あの辺りはやはり美味しいくだものができる土地柄のようだ。