永沼さんから頂いた手土産は、とても素敵な包みで、接客が落ち着いた後、中を覗いて驚いてしまった。
「しまった、菓子折りを頂いてしまったのに、こちらから何もお渡ししなかったよ…!」
ちょっと疲れているのだろうか、、、気が回らなかった。
永沼さんの奥さんが作っているというお菓子とジャムの詰め合わせだった。
素敵な装い。
お歳暮商戦真っ只中で、お菓子売り場は本当にたくさんのお客様で賑わっていたので、この装いの菓子折りを店頭においておけば、売れるのではなかろうか、とちょっと思った。
嬉しくなって、当日出勤していた販売・厨房スタッフさんに配り歩いた。
「今、北海道から永沼さんがいらして、いただいたの。あ、そのじゃがいもの生産者さん。食べて食べて。」
ブルーベリーが乗った焼き菓子だったり、かぼちゃペーストを使ったクッキー。
かぼちゃのジャムに、ブルーベリーのジャム。
甘さ控えめで素朴な風味で好感が持てた。
私どもでも、”ゆりい果”というお菓子ブランドを一時やっていたことがある。
焼成や個包装、箱の手配やデザインなど、その手間暇や苦労は、ある程度分かっているつもりだ。
ジャムは、再度、取り組んでみたいと思っている商品群なので、興味津々。
これまでは、原料を購入し、加工場に持ち込んで、出来上がったものを販売してきた。
でもこれってけっこうむつかしい。
農家さんがもし無添加で作っていたら、それを仕入れて販売するのもアリではないかと、頭の片隅にある。
でもなあ。。
店はもう手狭で、効果的に商品を置ける場所が、今一つ、ない。
また、いろいろ検討してみようと思う。