まめ柿が人気だ。
10円玉から500円玉くらいのサイズの柿で、見た目もかわいらしく、糖度が高く甘みも強い。
もう10年以上販売させてもらっている。
たまたま訪ねた柿農家さんのところで「豆柿って興味ある?」と水を向けられて、翌年から販売を始めた。
生産者の小倉さんは、大鉢で柿を育てており、穂木を植えてから、2~3年で実がなるようになる。
桃栗三年柿八年というから、半分以下の期間で、経済栽培を始めることができる。
元サラリーマンの小倉さん。
2010年、試験場でたまたま見かけた、この小さな柿に惹かれて、試験栽培した年に、私が訪ねたのだから、運命を感じる。
サンプルをいただいて、皮を剥いて食べたところ、大変甘くておいしかった。
ただ、お値段もお高いし、食べられる体積も少ない。
「販売はなかなか苦戦するかも」と予感した。
「これ、皮ごと食べられるのでは?」と試しに食べてみたら、食べられた。
小さいほど皮が薄く食べやすい。
→トマトの皮くらい。
大きいと、皮が厚くなり、やや食べづらい。
→りんごの皮くらい。
美味しい上に、皮ごと食べられる、という特徴が面白く、銀座店でも大ヒットし、今に至る。
毎年、1回か2回はテレビでも取り上げられ、注目を浴びる。
小倉さんに聞いたところ、品種登録は結局せず、岐阜県と新潟県と近畿大学の共同研究で、品種性質を固定させ、販売しているそう
”ベビーパーシモン”という商標を近畿大学が登録したそうで、普通に販売する場合は、ベビーパーシモンで販売することが多いようだ。
りょくけんでは、初めて小倉さんに紹介された時の印象が強いので、まめ柿の名前で販売を続けている。
8月末に初回が入荷し、そろそろ終盤。
お見逃しなく。
■まめ柿 岐阜県産 10玉入り 2376円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/44228.html