夏の大人気のお惣菜であるスイートコーンサラダ。
スチームコンベクションで蒸し焼きにしたとうもろこしを削ぎ切りにし、ヴィネグレットドレッシングを振りかけた、シンプルなサラダだ。

芯の部分がないので、とても食べやすい。
美味しい部分だけなので、けっこう幸せだ。

よく、どうやって切るのか？と聞かれるのだが、一般的には意外とむつかしい。

私は、三つの条件が必要と思う。

１．良質なとうもろこし
２．よく切れる包丁
３．ブラストチラー

良質なとうもろこしは、でんぷん質とか糖が多く含まれており、加熱することで、粒と粒の間に入り込み、糊化する。
冷やすのも重要で、りょくけんの厨房内には、急速冷蔵機とでも言おうか、加熱したデリカの品温を一気に冷やす機械＝ブラストチラーを導入しており
糊化したでんぷんや糖を固めてくれる。

そして、よく切れる包丁と、料理人の腕が、決め手だ。

同じような形に見えるとうもろこしも、形や生り（なり）は様々であり、均等の厚さ、幅に切るのはむつかしいのだ。

品質と設備と技術を要するスイートコーンサラダ。

９月上旬くらいまではご提供できる予定なので、お試しあれ。