豆料理とサラダを考えた時、ひよこ豆、レンズ豆、レッドキドニービーンズの3種類がけっこうな割合で使われる。
いずれも、湿度の高い日本ではほぼ栽培されておらず、輸入に頼る豆品種だ。
ひよこ豆は北海道で栽培している方がいるようで、何度か接触を試みているが、これが、なかなか。。。
レンズ豆は、栽培実績を見たことが無い。
レッドキドニーは、北米やメキシコの料理には必ず登場する赤いんげん豆。
日本でも赤いんげん豆は存在し、古くから金時豆がある。
特に、大粒の品種である大正金時が生まれてからは、安定して供給される豆の一つだ。
あんこや、煮豆にはとろけるような感じで良いのだけれど、サラダのトッピングに、となると、皮が破れたり、色がお湯に流れてあまり発色が良くないのが、気になった。
気になったのは、どうやら私だけではないようで…。
北海道の育種場で、日本でも栽培でき、色が落ちず、煮崩れしにくい赤いんげん豆が生まれた。
平成30年登録というから、新しい。
その名を、”きたロッソ”という。
1週間以上かかったけれど、ついに、その豆を手に入れて、水筒調理で、食べることができた。
ゆで汁?はかなり赤く染まり、アントシアニンが多いことを感じさせる。
豆のエンジ色も落ちていないし、煮崩れもない。
食べると、レッドキドニーを少し硬くしたような食感。
塩とオリーブオイルとの相性がとても良かった。
豆とサラダのお店をやるには、この豆は確保しなくては!
強い使命感と義務感を感じるのだった。
きたロッソ。
注目だ。