りょくけんのぶどうの生産者さんは4名。
長野に2名と、山梨に2名。
一番古いお付き合いなのが、山梨の高橋さん。
私が心から尊敬する先代から、ぶどう農園を引き継いだ。
藤稔から始まり、ピオーネ、シャインマスカットと続く。
金川原という地域で、金川という水路が流れ、扇状地のため、水はけがよく、糖度が上がりやすい。
昨今の悩みは、突然の豪雨と、高い気温だ。
気温が高いと、ぶどうに色がつかない。
黒ぶどうと呼ばれる藤稔やピオーネが緑から浅い紫、黒っぽい紫と変わっていくのだが、それが難しい。
山梨では、どこの農家も抱える問題になってきており、最近の品種改良も、気温が下がらなくても、黒く着色するぶどうに特化されている気がする。
もう少し東に行ったところに、ぶどうの名産地である勝沼がある。
勝沼の中でも少し標高が高く、高橋さんよりも2週間ほど遅れて、始まる地域が、菱山という場所。
若林さんはそこで、傾斜地を利用してぶどうを栽培している。
いろんな品種がこまごまと植えてあり、正直、覚えきれない。
藤稔、ピオーネ、シャインマスカットを主力として、ほかにもシナノスマイルや翠峰、ゴルビーなんかも作っている。
タイミングが合わないことも多く、なかなか毎年、すべての品種をご紹介することができていない。
標高が高い分、黒ぶどうの色づきが良い。