長野のぶどう農家さんは、松崎さんだ。
70歳を超えた今も、「同期はみんな、どこが痛いとか悪いとかいってるけど、僕はおかげさまで、大丈夫。」と豪語する。
その場でスクワットも見せてくれる。
長野はナガノパープルという皮ごと食べられ、風味もとても良いおいしいぶどうがある。
ただ、栽培が難しく、少しの雨で、皮がはぜる。
裂果してしまったぶどうは、価値がなくなり出荷が難しい、、
雨を防ぐため、松崎さんは主にハウスで、ナガノパープルを作っている。
隣には、シャインマスカット。
りょくけんのぶどうシーズンは、このハウスぶどうで幕を開ける。
とっても高価だが、とっても美味しい。
露地でもシャインマスカットを栽培しており、ちょうど山梨の露地シャインマスカットが終わったころ=9月上旬くらいから始まる。
私の好みは、松崎さんの種あり巨峰。
なかなか種ありのぶどうは、今ではお目にかからないが、巨峰は種無し処理が正直言って向かない。
脱粒と言って、粒が軸からとれてしまう現象がとても多いからだ。
それを防ぐため、熟度を浅く収穫するため、ぶどうに渋みや酸味が残り、本来の巨峰の味をお楽しみいただけない。
種ありの巨峰のほうが、食べづらいかもしれないが、間違いなくおいしい。