銀座店の裏方で配送をしていたら、ベテランのスタッフさんが入ってきた。

「さあ～何度くらいかな～」

まめ柿をつぶして果汁を出し、デジタルの糖度計で測っていった。

「おお、19度！甘いはずだ。」

そう言って満足して売り場に戻って行った。

えっと。
いやいやちゃんとそういうのは写真に撮って、記録に残しておきましょう。

配送の手を止めて、再度、糖度計を取り出し、測りなおした。

パチリ。

柿はくだものには珍しく香りも酸味もない。
15度くらいの糖度は、たいていあるけれど、19度を超えるのはなかなか。
そういえば、先だって、マルシェでも、まず一つだけ購入してそのまま食べて、「おいしい！」とその後、10個まとめて購入したお客様もいらっしゃった。

一か月続いたまめ柿。
間もなく終了だ。