6月4日。
5時には、息子たちは起床。
前日、寝るのが遅かった私も、寝てられなかった。
7時半には、四男を保育園に預け、次男と三男を連れて駅に向かった。
保育園の先生たちに「たうえにいくんだ!」と言い残して。
ただ、当日は火曜日。
平日である。
「しまった、忘れてた。」
そう、通勤ラッシュである。
電車を待つ人の群れに、次男と三男は、少し驚いていた。
ドアが開いて、中に乗り込む。
幸い、降りる人が多く、そこまでの混雑ではなかったが、次男と三男には、驚愕の車内だったらしく、
「うわ、すごいひとだねえ。」と二人でつぶやいていた。
その場で座り込んでしまう二人を説教して、何とか立たせた。
自分の中では常識だと思うことが、無垢な二人には、そうではない。
四男は、連れてこなくて良かった。
いつもほどではないけれど、この満員電車に四男はきつかった。
もし、泣きじゃくりでもしたら…。
20分ほどして、東京駅に着いた。
そこから長い長いエスカレーターや動く歩道を通り、山手線や東海道線などにつながる通路をつっきり、丸の内の改札を出た。
朝早いが、大勢の大人が行き交う駅構内に、子連れは特異に映ったことだろう。
横断歩道を二つわたって、集合場所の丸ビルに着いた。
りょくけんスタッフは誰もいなかったけれど、バスは来ていた。
「あれ?マイクロ(バス)じゃない…!?」