「さくらんぼトマトはないの?」
人のことは言えないが、またどこぞの農家さんが好き勝手な名前を付けたな?と思った。
ミニトマトは、英語でcherry tomato。
単純にその日本語訳が”さくらんぼトマト”ではないか。
それであれば、通常のミニトマトをご案内すべきか、と考えたところで、思いついた。
「そのトマトは、ミニトマトで、皮が薄いやつで、形状がちょっとさくらんぼっぽいやつじゃないですか?」
「そうそう、いつも岡山から取り寄せているの。」
「さらに言えば、食感がプチっとした後、ぷよぷよじゃないですか?」
「そうそう、そうです。」
「”さくらんぼトマト”という品種はないので、おそらく、販売している農家さんが勝手につけた名前だと思いますよ。ちなみに、この”プチぷよ”だと思います。」
と売り場にあるミニトマトを指差した。
「そ~これこれ、たぶんそう、形絶対似ているし!」
「品種名は、ぷちぷよ で、さくらんぼトマトという名前は、岡山の農家さんが勝手につけた名前だと思いますよ。」とご案内した。
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”さくらんぼトマト”こと、”ぷちぷよ” |
いちごトマトも、品種名はトマトベリー。
安直に、いちごトマトという名前を付けたところ、大ヒットし、現在の地位になった。
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”いちごトマト”こと、”トマトベリー” |
名前は大事だから、そうするもありだな、と思った。
いちごトマトにさくらんぼトマト。
これはこれでまた面白そうだ。