メインバンクである巣鴨信用金庫さんのご紹介で、新宿区が主催する商談会に参加してきた。

思えば、数年前まで、多くの百貨店ともお取引をしていたし、多くの通販会社ともお取引をしていた。

あまりにも残る利益が少なく、方針を変換し、ここ数年、自社通販に力を入れてきた。

ところが、実際に商談の機会をいただくと、思うところがある。

商品を新たに作るとき、ある程度の作成量がないと、コストが下がらない。
そうなると、自社だけでの販売力では販売しきれない時が出てしまうのだ。

そういったとき、他社の力を借りるのは有益だと思った。
たとえば、一か月に10ケースでも販売してくれると、年間で120ケースとなり、いろいろなものが作りやすくなる。

事前に提出したエントリーシートをもとに、10社くらいのバイヤーさんが書類選考。
商談をするか否かを決める。

一社も引っかからない会社ももちろんあるそうで、私どもには、2社が興味を持ってくださった。

通販大手のS社と、百貨店のT社だ。

ただ、商談会は一方的なので、私の予定なんぞは二の次。
お店のシフトに入っていた日を、容赦なく指定されてしまった。
幸い、中抜けが可能そうな人出だったので、お店を抜け出し、新宿に向かった。

サンプルを持ち込み、実際に飲んでもらって、感想を聞き、商談のとっかかりを得る。
すでによく知っているつもりだったが、通販大手は、粗利益をとても重視する。
少し話しただけで、やはり私どもの原価は箸にも棒にもかからなかったことが分かった。

T社のバイヤーさんは、
「国産のブラッドオレンジジュースですか！良いですね。このラインナップも良いですね。ちょっと上に提案してみたいな。」
と気を持たせてくれた。

さてさて。
あれから3週間がたったが、音沙汰はない。

新たな展開ができるのか否か！？