赤いりんご!
果肉の赤いりんご”ムーンルージュ”が初入荷した。
赤い果肉のりんごは、これまでも存在したが、どうしてもポリフェノールの渋が勝ち、あまり美味しくないものが多かった。
長野県の中野に、この、赤い果肉のりんごの開発に長年携わる方がいる。
これまでに5~6品種を開発したが、中野市内だけでの栽培に限定していたり、やっぱり食味がいまひとつだった。
だが、ついに、渋みが少なく、甘いりんごが生まれた。
それがムーンルージュ。
その名のとおり、外側は月のような黄色の果皮で、中身は赤い。
蜜も入る。
今日届いて、早速断面をカットしたものは、蜜の入った部分がうっすらと赤く染まっていた。
外観は少し悪い。
肌が荒れやすいのかもしれないし、今年のように、台風が何度も来た年は、どんな名人であっても、りんごは少し傷が多くなる。
昨年、吉池さんを訪ねたとき、「お、来年はとっておきの変わった品種が届けられると思うよ。」と1玉だけ取り残されていたりんごをいただいた。
それがムーンルージュ。
ちょうど、昨年が、出始めの元年と言えるような年で、市場からは非常に人気で、高値で取引されたそうだ。
今年は吉池さんのところでも数がそろい、ついに銀座店にも入荷。
切り立ては少し酸味があったが、少しおいたら、すっかり酸味が抜け、しっかりした歯ごたえで、フジに良く似た風味で、美味しかった。
貴重で美味しい、ムーンルージュ。
ぜひその味を確かめてみて。
■ムーンルージュ 長野県 1玉 411円(税込)