2日目は、3品種。
ヘイデンとファンダイク、チョークアナン(チョカナン)。
ヘイデンHadenはアメリカの代表的な品種で、アーウィンの親に当たる。
アップルマンゴーは、日本で生まれた名称だが、このヘイデンが最初に付けられた。
元祖アップルマンゴーだ。
りんごのようなやや丸みを帯びた形で、濃い赤が広がった外観。
糖度も高く、繊維質も少なく非常に美味しい。
少しレモンに似た柑橘系の風味がある。
私が思うに、美味しいことに加えて、肉厚で、種が極めて小さく、食べる部分が多いのが良い点ではないかと。
ファンダイクVan Dykeは、オランダ人の画家の名前をとっている。
こちらも黄色の地にやや赤みがかかった外観。
ずんぐりむっくりした丸みを帯びた形。
少しクセがあるが、糖度も高く、美味しい。
ヘイデンもファンダイクもアメリカ生まれの品種。
最後にチョーク アナン(チョカナンとも表記されている)。
某有名アイドル(?)の韓国読みに似ているが、タイ語でチョーク(チョークディー)が幸運、アナンが無限の意味。
つまり、無限の幸せを意味する。
ナムドクマイ、マハチャノ※に続く最新品種で、2016年に日本への輸入解禁が決まったばかりのマンゴー品種。
黄色の果皮で、中身はレモンイエローに近い果肉の色で、酸味がありそうだが、まったくなく、糖度も9品種の中で最も高い糖度だった。
小振りで200gくらいのものだが、甘みが強く、非常に濃厚!
ただ、これがクセがある、というのだろうか、独特のコクがあり、マンゴー嫌いの方には受け入れられないタイプかもしれない。
事実、通販スタッフで、南国系のフルーツを苦手とする方には、不評であった。
翻ってマンゴー好きの私はとても美味しく感じたし、特徴のある良いマンゴーと思った。
※ちなみに、ナムドクマイは花のしずくという意味。
マハチャノはマハーチャーノックがタイ語により近い発音。
タイの前国王の在位60周年に当たり、「偉大なる王」の意味だそう。
右からヘイデン、ファンダイク、チョークアナン。 マンゴーを評価する指標の一つに、種の小ささ=可食部の多さも加えてよいのではないかと思う。 |