色は緑。頭頂部がやや黄色、赤みもかかる。 |
キーツマンゴーはやはり難しい。
赤いマンゴーがこれだけ世の中に知られる存在になると、緑色のマンゴーは”未熟”のレッテルあるいは酸っぱいイメージがまとわりつく。
それでいて晩生のマンゴーだから大玉になり、約700gという重量感が出る。
それと同時に高価になる。
キロ当たりの単価で行けば、じつはアーウィン種よりも安いのだが、なかなかどうして1玉6000円以上のマンゴーは売りづらい。
しかも(繰り返しだが)、緑だ。
ただ、お客様へのアクセスも誤っていたような気がする。
得体のしれないものに、数千円は支払わない。
だから、二日前から大胆に値段を下げてみることにした。
1玉3990円(税込)。
なおかつ試食もしてみよう。
カットしてみると、入荷してはや2週間もたつのに、果肉はまだしっかりしていて、もっと追熟が必要なことが分かった。
冷蔵什器の上段では、ダメだと思い、常温のセンターに置くことにした。
センター展開。
売れないとき、レイアウト変更は、きわめて効果的だ。
また、お客様心理で、冷蔵什器にあるものよりも、常温展開しているもののほうが、おすすめ商品と感じる。
そして販売スタッフみんなで食べてみた。
いかに、私が美味しいよ、と言っても実体験がなくてはダメだ。
ただ、やっぱり高価なので、それを今回は惜しんでしまった。
反省。
食べてみると、柑橘に似たフレーバーがとてもさわやかで、これは美味しい。
「アーウィンのほうが、やっぱりとろける感じで美味しい。」という人もいれば、
「これはさわやかで美味しい。」
「もう少し追熟が必要。」
と意見が出た。
それを、そのままお客様に伝えるとしよう。