山梨から、きみひめの小林さんご夫婦が銀座店に来てくださった。
ちょうど、きみひめと梨や桃などの収穫の端境期に当たったたためだろう。
お取引先を回っているとのことだった。
今期は、いつもならば、7月20日前後まで出荷されるとうもろこし「きみひめ」が、10日くらいで終わってしまった。
暑さと旱魃(かんばつ)のためである。
水がないと、先端まで実が入らなかったり、歯抜けのような粒のものができてしまう。
人手の多い農家であれば、水を撒くことで解決できるが、小林さんのところは、そこまででない。
収穫&出荷時期。
次の圃場への水やり、は、同時には厳しい。
元来、予定していなかった作業に対して臨機応変に人手を割くのは大変なのだ。
12万本植えたが、9万本くらい正品を収穫して、残りはB品として出荷したらしい。
「今期は大分ご迷惑をおかけしてすみません。」
「いえいえ。それよりも、ものにならなくて大変でしたね。」
「反省を生かして、来年からは手の届く本数に減らそうと考えています。」
その視線の先に、他の販売スタッフを見つけると「どーもどーもお世話になります。」という小林さん。
「こんにちは、その節はお世話になりました。」
と先日、大阪までライブに行っていた食育ロッケンローラ― 今井さんが神妙にご挨拶。
6月の頭に、小林さんの園地にも行った面々が多いので、農家さんもりょくけんスタッフも顔見知りが多くなった。
なんだかうれしい。
梨の「長寿」という聞きなれない品種をお土産にくださり、お店を離れた。
やや黄色みが買った赤梨品種。
甘さも15度と高く、美味しい梨だった。
「長寿」 |