去る5月11日金曜日~13日日曜日まで、東京ビッグサイトにて行われた「熱中生活フェスタ」に参加してまいりました。NHKエンタープライズが主催のイベントで、「オトナの道楽展」と題し、消防車が会場にあったり、ゴム鉄砲の展示会があったり、人も乗せることが可能な模型電車があったり、と楽しいイベントでした。りょくけんは、その中でも、糸井重里さんが主宰する「みんなでつくろう美味しい野菜」コーナーで、永田農業研究所とレインボー薬品さんとコラボで販売をしてきました。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
正直な話、集客自体は、期待したものではなかったのですが、一般のお客様にまぎれて、多くのスタッフさんや出展者の方々にご来店いただき、りょくけん東京ビッグサイト店(期間限定)は、ちょっと盛況でした。
また、三日間の開催期間に、トークショーがあり、毎日、何かしら「永田野菜」を取り上げていただき、うれしかったです。
初日はあの、落合務シェフ。銀座に「ラ ベットラ ダ オチアイ」を構え、予約の取れないお店として全国的に著名なイタリアンのシェフです。実は、弊社会長の永田照喜治とは30年来のお付き合いだそうで、その出会いも運命的。会場では弊社のお野菜を使いながら、野菜が主役のメニューを3点(ピンツィモーニオ、バジルとトマトのサラダなど)ご紹介いただいのですが、調理の仕方のほかに、その出会いについて語ってくれていました。落合さんは、西洋料理の習得を志し、フランスを旅回っていたのだそうです。ところが、帰るとき、空港で、この切符では、何日までは日本に旅たつことはできないよ、といわれ、仕方なくイタリアに向かったのだとか。フランスに魅せられ、フランス料理習得を心に決めていたのですが、イタリア各地を見聞し、いつしか心はイタリア料理へ。今でこそ、日本でも大いに市民権を得ているイタリア料理ですが、当時は、西洋料理=フランス料理だったので、イタリア料理を習うということはとても冒険的なことだったようです。そんなイタリア周遊のとき、シチリア島で会ったのが、永田照喜治夫妻。会長は、キャベツの原生地を探して、シチリア島に調査に来ていたのでした。それが、会長と落合シェフの出会いだったのだそうです。残念ながら、調理も説明しなくてはならず、トークショーのときは、「フランスから出られなくなった」ところまでで、きちんと結末まで聞けなかったのですが…。
二日目は糸井重里さん。何かと、お世話になっています。今回も、会長のたまねぎをステージ上で丸かじりしていただいたらしく、効果抜群に、たまねぎが当日完売してしまうことに。松屋銀座店では取り扱っていますので、ぜひぜひ足を運んでください!
三日目は、だれも関係者がいなかったので、取り上げられることも少ないだろうと思っていたのですが…。
藤岡弘、さんが来てくれました。トークショーが終わった後、出店をすべて回ってくれ、私どもりょくけんの出店にも立ち寄ってくれました。他のお客様にするように、やつぎばやに試食をおすすめしました。
「おいしいねえ。昔、畑でもぎとったトマトの味がするよ。」
「水肥料をできるだけ与えないで鍛えながらつくっているんです。昨今の野菜は、農家さんもお金を稼がなきゃいけないので、肥料とか水を多くして、収穫量をとろうとするんです。でもそれでは味がのらないんですよね。」
「なるほどねえ。人間と同じだ。厳しく育てたほうが良いんだね。僕もね、一日二食しか食べないんだよ。だから体も締まって、健康なんだ。どこにでも学ぶことがあるねえ。」
横にいた吉森さんから、トマトジュースも飲んでもらわないと!とトマトジュースを手渡され、藤岡弘、さんにおすすめすると、まるで、拝むように一礼した後、一気に飲み干した。
「うおおおお!」
…藤岡弘、さん唸る。
ちょっと驚きました。ライダーキック炸裂かと。
「いやねえ、僕は人よりも五感が敏感なんだ。このトマトジュース、これはすごい。いやすごいねえ。」
敏感なのと、リアクションが大きいのはちょっと違うのかと思いながらも、手を差し伸べられ、固い握手をしました。「がんばって。」と力強い声をかけられました。
周りでカメラがパシャパシャ光っていました。
しばらく余韻から冷めなかったです。有名人というのはすごいものです。
さてさて、そんな著名な方々に宣伝していただいて、りょくけんが少しずつでも広がっていけばよいなあ、と、また思うのでした。
少しだけ予告させていただくと、6月にはいると二つ、期間限定販売が決定しています。ひとつは新宿。ひとつは日本橋。お楽しみに!