先週末、販売した福島会津の十割蕎麦が本日再入荷する。
「ゆでたけれど失敗したから、また買いに来たわ。今日は成功させる。」
「主人が好きだから。」
「あの蕎麦は?今日はないの?」 @月曜日
0度で保てば、夏場でも8日間、なんともない。つなぎもなんにも使っていない本物の蕎麦は、それだけ日持ちする。
とは中川名人の言葉。ただ、銀座の百貨店で、どんな温度の変化があるかわからないから、賞味期限は短めに、3日にしたのだとか。
中川さんは、蕎麦打ちを他人から習ったことはないのだそうだ。38年、自分で研究し、業を磨いた。中川さんの蕎麦の門をたたいた人は2000人を超える。
「蕎麦の透明感、のどごし、甘味に香りがすばらしいですね」、というと、その透明感を出すことがポイントらしい。中川さんの蕎麦は一度蕎麦粉だけで打った後、寝かせて普通は蕎麦粉にはしない甘皮を混ぜる。 混ぜすぎると香りは出るがのどごしが劣り、どす黒くなる。混ぜないで蕎麦の実の中心部分だけを使えば、いわゆる真っ白な更科蕎麦になる。その混ぜ具合と仕上がりの透明感が、名人の秘儀のようだ。
数量(50食)も期間(金曜日と土曜日)も限定の販売。お見逃しなく。