年末から心待ちにしていたネーブルオレンジが昨日入荷いたしました。
今年は例年以上に美味しい。
山見阪(やまみざか)という品種で、
一般のネーブルよりも色味が濃く、
収穫が早くでき、お歳暮にあわせて出荷できる利点から、
広く栽培されるようになった品種です。
しかし、そこはりょくけん。
「周りの農家さんは12月初旬で採るように指導されてるんだよね。
でもおれんとこは去年も27日に収穫始めたから。
そこらのスーパーで売っているものとは違う。
農家のクオリティーを上げるように努力しとるよ。」
とは、生産者の森さんの弁。
他店で購入してきたネーブル(写真左)と比べれば、
熟度は一目瞭然。
森さんのネーブル(写真右)の方が、色味が濃いのに気づくはず。
森さんは、若干強面(こわおもて)で、体格もがっしりしているので、
威圧感があります。
「会社に森さんの笑っている写真があんまりないんですよねぇ。」
「目じりのシワが気になるんよ。
農家は四六時中おてんとさんの下で働いているから、
シワができる。」
と照れくさそうに笑ってくれました。
ネーブルは収穫したては酸味が強く、
少し保管してから出荷します。
こうすることで酸味が適度に抜け、
甘みを強く感じるようになります。
さらに置いておき、皮がしっとりしてくると、
果肉に粘りが出てきて、これもまた美味しい。
糖度が13~14度まであります。
今月の一押しのひとつです。どうぞお試しください。
1月下旬にはデコポンこと不知火(しらぬい)も収穫が始まります。
雑柑類(=みかん以外の柑橘のこと)が美味しくなる季節になりましたね。
お楽しみに。