今日は金曜日。
土曜日も日曜日も店舗の厨房勤務なので、今日を休みに充てた。
週に1回あるかないかの貴重なお休みである。
しっかり休まねばならないのだが、中小企業の、いやさ小規模零細企業の代表者は、そうもいかない。
私の決断を待つ会社のスタッフさんがそこかしこに控えている。

意を決して自宅近くのファミリーレストランにこもることにした。
先方には甚だ迷惑だと思うが、ドリンクバーでコーヒーやお茶を飲みながら、集中して仕事ができるはずだ。
午前中は支払業務。
インターネットバンキングを通じて、農家さんに支払い。
お米の施策で、ぐちゃぐちゃしていたものを、まとめた。
ここで気づく。
現在、春休み。
小学校を卒業した次男。
中学校を卒業した長男が家にいる。
三男はサッカー合宿で不在。
四男は、学童のお世話になっている。
次男と長男の昼ご飯をどうにかせねばらない。
ー親だから。
手にしたばかりの次男のスマートフォンにメール。
お昼、ファミリーレストランまでおいで。
長男は自分で作るそうで、パス。
次男は、来ると言う。
13時ごろ、息を切らせて次男が来た。
体力強化のため、走って来たらしい。
二人で食事をした。
「父ちゃん、まだ残って仕事するから、食べ終わったら帰って良いよ。」
「え?良いの?一緒に出なきゃいけないんじゃないの?」
たぶん大丈夫である。
私はしつこくそのままドリンクバーで居座った。
が、貯めに貯めた仕事は、そうは終わらない。
19時ごろ、再び次男にメール。
「ごめん、夕食も、ファミリーレストランで良い?」
気が進まなかったようだが、明日は早朝から、次男もサッカー合宿。
私の仕事が終わらないことを何気なく伝えると、しょうがない、と来てくれた。
学童から帰ってきた四男、友だちと遊びに行って帰ってきた長男も引き連れて。
一人で居座っていたけれど、これで四人。
良いんだか悪いんだか。
意外というか、予想外と言うか、中学を卒業したばかりの長男は勉強道具を持ってきていて、課題を解き始めた。
「え?何してんの?」と心の中で思った。
いやいや人のこと言えないか、とすぐ反省。
聞けば、進学する高校から春休みの課題が出ているそう。
私が長男の頃は、そんなものは無かったと思う。
ただ、勉強癖が付いたところの、良いタイミングなんだと思う。
結局、夕食を済ませた後、次男と四男は帰宅し、長男は「あともう少し終わるから。」と残り、私は仕事、彼は勉強をしていった。

「数学、頑張りなよ。高校のメインは、微分積分。」
「あ、やっぱりそれなんだ。今やってるのは、公式を覚えるのが多い。(a+b)3=a3+3a2b+3ab2+b 3とか(a+b+c)2=a2+b2+c2+2ab+2bc+2caとか。覚えてる?解の公式は?」
「ああ、あったね、そういうの。分数でルートが付いて4abみたいなやつ、、、」
「あ、やっぱり覚えていない? じゃあ、やっぱり使わないんだな。あと、シーオーエス、とかエスアイエヌとか…。なんて読むの、あれ。」
「サインコサイン、タンジェントね。三角関数だ。咲いたコスモスコスモス咲いた、とか覚えるんだよ。」
ーまったく説明になっていない。
1時間くらいが経ち、「終わった!」と息を吐いて、長男が先に帰宅。
私は23時まで居残り、、、
家に帰ると、次男と四男はすでに就寝。
その横で、妻がソファで倒れるように寝息を立てていた。
仕事と、その後の新年会か何かで疲れてしまったのだろう。
もう少しだけ。
あともう少しで、会社に光が見えてくると思っている。