「言ってよ~。」という気持ちだ。
イタリアのチェルヴィアの塩が、日本に入ってきた。
輸入元には、入荷したら教えて欲しいと言っていたし、
イタリアのチェルヴィアの塩出荷組合にもメールで伝えてあったのに…。
と言うわけで、自分たちで調べていたら、すでに日本に入ってきたことが分かったので、販売再開。
2023年の5月に、洪水で塩田が崩され、復興までに時間を要したイタリアの、甘い塩。
実は、元々、“復興”された塩だ。
歴史的には、バチカンのローマ教皇に寄進されていた塩だったが、
しばらくの間、放置され、作られてこなかった。
20世紀になって、政策的に塩田群が復興され、再評価を受けた。
21年前に、りょくけん松屋銀座店を立ち上げる時に、いくつか候補がある中で選んだ塩なので、私の思い入れも強い。
無事に復活し、素直に喜びたい。
ただ、ここのところの、円安ユーロ高と、ウクライナの戦争の影響でヨーロッパから日本への輸入コストが上がっているので、
お値段は上がってしまった。
比較的、手軽なお値段だったので、少し残念。
とはいえ、日本でごくわずかに存在する天日塩の数分の一のお値段だ。
日本は、湿度が高く、天日よりも、釜で炊く精製方法が発達した。
単純に広い面積を必要とするため、山がちな日本では難しい。
また、日本の海からとった海塩は、嫌な話をすれば、まだしばらく難しいと思っている。
何はともあれ、洪水から復興した。
その尽力に感謝して。
