少し勢いでやり過ぎた。
試作して酷評された小豆がゆの件である。
今一度、落ち着いて、調べなおした。
やり方はいくつかある。
◎小豆を下茹でし、ゆで汁は入れずに炊飯器で炊く方法(もちろん鍋でも)。
おそらくこれがスタンダード、標準。
・小豆を下茹でする際に、アクをとるか。
・茹でこぼして、再度過熱し、小豆のしわを伸ばすか。
・塩を加えるのは炊く前か、後か。
・ゆで汁は入れるのか。
この辺りは、個人の好みのようである。
日本はアクをとる文化があるけれど、他の国では、それも野菜の栄養素で、味の一つだと言って、とらない。
食べてみると、小豆のアクは、味として感じられない、私は。
昔の小豆だと、もっとえぐみみたいなものがあったのかもしれない。
塩を前に入れるか、後から入れるかは、経験的にも重要。
火を通す前に入れると、塩のカドが取れるが、塩味を感じなくなる。
少ない塩で、塩味を感じさせるには、後から加えた方がはっきりする。
ゆで汁は、小豆の大事な色素=ポリフェノールの塊なので、加えた方が良いけれど、仕上がりの色味に影響する。
私が採用した最終形は、これ。

玄米小豆がゆ。
玄米と小豆を一緒くたに、炊飯器のおかゆモードで炊く。
玄米だと、炊いた後の吸水が穏やかなので、前回試作したようなもち状態にならない。
プチプチした食感があって美味しい。
小豆の色素はすべて入っているけれど、玄米だとさほど染まらず、良い感じ。
塩は迷ったけれど、後付け=お客様に加減していただくことにした。
つまり、チェルヴィアの塩の2g小袋をお渡しする。

夜中の、誰もいない松屋銀座の厨房で試作して、美味しくできたので、一人で拳を握った。
翌朝食べたものも、浸水が激しくなく、玄米らしさを保っている。
食べるのも、炊くのも、やや面倒なイメージのある玄米。
おかゆにすることで、食べやすく、それでいて、玄米の滋味を感じることができる。
デトックス効果も期待できる小豆を一緒に摂ることもできる。
年末年始、成人式と催しが続いた体に、優しい味をどうぞ。

■玄米小豆がゆ(チェルヴィアの塩付) 1p 378円(税込)
なお、お塩は、2g入り。
0.8gが適量なので、半分くらい入れるのが良いです。
残った塩は他の野菜や肉、魚などに付けてお楽しみください。