業界で、尊敬する会社の一つ、海の精さん。
毎年届くカレンダーも秀逸だ。
ふと、眺めていたら、1月15日の小正月には、小豆がゆというものを食べる風習があると言う。
りょくけん松屋銀座店で提供している週替わりのごはんは、新年から
七草がゆ→お赤飯 と続く。
そろそろ洋風ものが食べたくなるのでは、と企画していたが、暦や日本の伝統だそうなので、無性に小豆がゆを提供したくなった。
早速試作。
白米をといで、小豆とゆで汁を入れて、炊飯器のおかゆモードで炊く。
73分かかって出来上がりは、ゆで汁を入れ過ぎたのか、濃い赤茶色に仕上がった。
でも、お味は、あんころもちのような感じで、小豆の甘みが出ていて美味しかった。
砂糖を加えずとも、こういう味に仕上がるのかと驚いたほど。

翌日の出勤の方のために、とっておき、試食してもらった。
遅番で出勤して、「どうだった?」と聞くと、「なんなのあれ。」と酷評。
「え。」
「まだ残ってるから食べてみて。」と逆に、試食をするよう指示を受けた。
食べてみたところ、なるほど、なんなんあれ、だった。
白米がすっかり水分を吸収し、できそこないのあんころもちになってしまった。
素材に申し訳ないくらい。
けっこうへこむ。
感情に左右されてはいけないのに、その日一日、売場では口数が少なくなってしまった。
考案済みだった洋風のごはんにするか、それとも、くじけずに小豆粥に再挑戦するか。
少し悩みたいと思う。