
大分 杵築の山﨑さんのいちごトマトが始まった。
「12月上旬から行けそう」と最初の情報だったけれど、大玉で、ちょっとあれだから、と少し遅れたものの、十分早いスタート。
いちごトマトは、トキタ種苗さんが育種したヒット品種“トマトベリー”だ。
トマトが嫌いな方でも食べられるように、と育種されたミニトマトで、トマト嫌いの一つの理由が、内部のゼリー部分にあるということをヒントに選抜された。
トマトベリーは、ゼリー部分が少ない。
りょくけんは、と言うと、果皮が薄く、果肉と一体感があるところに着目した。
というのも、いわゆる緑健農法で育てたトマトは、皮が固くなる。
通常の栽培よりも長くかかることから、日に当たる時間も長く、皮は固くなる。
あるいは小玉に育つので、ぎゅっとその分、しっかりするからだと私は思っている。
品種特性として、皮が口に残りにくい薄さであるトマトベリーであれば、解決するのでは?という仮説から始まった。
これが、成功。
そして食味も抜群に上がる。
りょくけんが4店舗に増えた際、栽培量を増やそうと、農家さんを増やしたことがある。
が、この食味の部分はうまく行かなかった。
そこで、普通に栽培されたトマトベリーではなく、安直だが、和訳した”いちごトマト”と呼ぶようにした。
北海道の名人、中野さんが9月下旬で、早期に終了してしまってから、ずっと欠品。
ようやく、冬春の産地である大分の山﨑さんにいちごトマトが始まる。

再開できるはとても嬉しい。