栗のようにホクホクしているから、くり豆と言う。
真っ黒なインゲンマメなので、よく黒豆と混同される。
”くりまめ”と”くろまめ”で、発音も似ているので、なおさら混同しやすい。
北海道の在来種で、本当に、ごく一部の方しか作っていない。
私も、栽培している方のおひとりである平(ひら)さんにお会いできた時は
とても嬉しかったのを覚えている。
ホクホクしてるけれど、煮崩れしにくく、腹が割れない。
そのため、縁起が良いということで、お正月の黒豆煮の代わりに使う方もいるそう。
甘みが強いので、さつまいもやかぼちゃと一緒に煮込んでも美味しい。
今週のりょくけんでは、この、くり豆をおこわごはんにした。
植物界で、天然の黒の色は、アントシアニン。
赤とか紫の色素がぎゅっと詰まることで、くり豆のような黒色になる。
ごはんと一緒に炊くと、赤飯のように赤色になるつもりだったけれど、
どちらかと言うと、紫かやはり黒に近い色に仕上がった。
お米は、新潟の〆張りもちと、うるち米を1対1でミックス。
少しだけお塩を加えた。
もちもちあまいおこわごはんと、ホクホクしっかりしたくり豆のお味。
ぜひご堪能あれ。

■くり豆のおこわごはん 1p 345円(税込)