少しだけ悶々としていた私の元に、局員さんが再び、来てくださった。
「お客様、国際小包で送れます。」
「本当ですか!良かった!」
そう思うと同時に、1万円くらいかかる???とも思った。
「そちらに切り替えますので、タブレット、良いですか?」
「また、いちから、もしかして入力ですか???」
「あ、いや、大丈夫です。」
しゃしゃしゃと操作した後、「こちらで大丈夫ですか?では、ここをタップしてください。」と言われ、タップ。
入力した、住所や氏名、HSコードもEMSから国際小包の書式に変わった。
便利な時代になったものだ。
すべて入力が終わり、三度、窓口へ。
「では、これで発行しますので。少々お待ちください。」
しばらくした後、「フランスへお荷物を送るお客様!」と呼び出しがあった。
なんだか恥ずかしい。
そそくさと窓口に向かった。
「こちらで送りますね。ご署名をこことここにお願いします。」
サインをした後、いよいよ精算。
「6000円になります。」
ー少しほっとした。
やはり国際発送は一筋縄ではいかない。
帰社した後、j’ai mis a la poste(投函しました)とご依頼者に一報。
お問い合わせ番号と、日本郵便の荷物追跡サイトをお知らせした。

何度かメールでやり取りし、投函から8日後、届いた~とメールをいただいた。
You did it!(やったね、とか やりとげたね)
と書いてあったのだけれど、なんと…。
日本円で4500円の税金を払ったとのこと。
ヨーロッパ連合の各国に送る場合は、こういうことがある、と言うことを知っておいてね、と記載があった。
知らない、ということは怖いことだ…。
それにしても、どういう背景で、この佐賀嬉野のお茶を知って、興味を持ち、わざわざ購入したいと思ったのだろう?
察するに、一度は日本を訪れ、現地で味わったのだろうか。
妄想した。
なんにせよ、またひとつ経験値が増えた。