地下鉄の月島駅から徒歩8分。
改札の出口からカウントするともう少しかかっているか。
太陽のマルシェの会場である月島第二児童公園に着いた。
「今日は、雨じゃないぞお。太陽のマルシェだぞお」と心の中で思った。

チェックインではないけれど、事務局の方がいるテントで、点呼を取った。
「りょくけんさんは46番です。いっぱい荷物来てますよ~」と声を掛けられた。
車で荷物を運び込む出展者さんが多い中、私は最近、宅配に切り替えている。
対応していただける農家さんにはそれこそ産地直送。
というのも、都内の一等地であるこのあたりの駐車場はべらぼうに高い。
一日駐車すると4,000円くらいする。
一日の利益が吹っ飛ぶくらい。
2,000円台のところもあるけれど、すぐいっぱいになり、停めたられたことがない。
車で来て、駐車場をそこかしこに探しに行くのは、無駄な時間だと思う。
会社や自宅から通う場合、高速道路代もガソリン代もかかるので、無駄だと思った。
帰りは、店舗が近いので、大荷物を持って(段ボール数箱!)タクシーに乗せてもらっている。
翌々日の月曜日には、会社と店舗をレンタカーで定期的に行き来しているので、そこに載せている。
与えられたスペース46に行くと、大きなテーブルと組み立て前の陳列台とりんごの段ボールがすでにいくつも積まれていた。
対応してくれた、会社のスタッフと農家さんに感謝。

オープンまで1時間ちょっと。
スピード感持って、一日だけの臨時の店舗を組み立てて行く。
こういう路面店でもなんでも、与えられたスペースからいかに通路へはみ出すかが意外と売り場づくりのミソになる。
大きなテーブルの前にりんご箱を積み上げ、少しだけ前に出させてもらう。
横3列のところ、一番手前だけは、りんご箱を積み上げて4列にし、幅も少しだけ広げされてもらった。
特段、周りの出店者の方には迷惑をかけていない。

開店時間の10時の少し前。
POPを付けようかと言う時に、ご婦人方が「あら、りんごがあるわ、こんなにあるのねえ~。どれが甘い?」とさっそく声を掛けられ、ご紹介。
購入に結びつき、今日は幸先が良いと思った。
先月は、外のマルシェなのに、一日中、雨が降っている日だった。
今日は一味も二味も違うに違いない。
10時を過ぎると、アイキャッチが良いのか、中央区の取材の方や、太陽のマルシェの事務局の方が写真を撮ってくれたり、
もちろんお客様も多数いらしてくださった。
特に炎舞が美味しく、大玉なので、少し高価だったけれど、一番売れた。
ひめかみのフレーバーも良く、やや柔らかかったけれど、評価が高かった。
個人的にははるかがおすすめで、それは口頭で一生懸命説明した。
会場では、衛生的な理由で、試食が切れない。
はるかや名月など、農家さんから直接送ってもらったものは、事前に、衛生的な場所でのカットが出来なかった。
少しそれが残念だった。
たくさんのお客様にご来場いただき、ほっとした。
来月12月6日と7日に申し込みをした。
抽選次第だけれど、出店した場合、はるかも名月も試食をご用意できると思う。
お客様は、長かったコロナ禍のトンネルを抜け、モノだけでなくコトを楽しみに来ていると感じた。
試しに食べてみて、味の比較だったり、私の説明を聞いたり。
気持ちの良い秋の空の下、そんなことを感じた一日だった。