「社長、もう食べました?」
と、スタッフさんから声をかけられた。
「いや、今年はまだ。」
「あるんで、ぜひ食べてください。」
店頭でのやり取り。
口にしてみたところ、とても美味しい。
基本的に、白から黄色みのある果肉に、赤みが差している。
歯ごたえがあり、何とも言えないフルーティなフレーバーがある。
「お、たしかに美味しい。」
瞬時に、生産者の小林さんの言葉を思い出す。
「あれは、美味しいから作ってるんであって、赤いから作ってるのではない。」
りんご“炎舞”。
長野県中野市の民間育種家 吉家さんが育てた6種類以上ある赤肉りんご種のひとつだ。
濃厚な赤い皮のりんごで、秋映やシナノホッペのような外観。
今年はやけに大きい。
「今年はちょっと大きいから。中は赤いかどうか、どうかな。」
炎舞、赤くなるかもしれないりんご。
でも食味は今期はすこぶる良い。
お見逃しなく。

■炎舞(えんぶ) 長野県産 約1kg(2玉前後) 1728円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/477220.html