麗玉と言う柿の新品種が始まった。
厨房でカットしていたら、スタッフさんが「この柿が一番好みですね。」と声を掛けてくれた。
麗玉は年に登録された新しい品種。
りょくけんで本格的に販売するのも今年が初めてだ。
国のヒットメーカーである農研機構さんが育種した品種。
もっと言えば、シャインマスカットを研究開発した山田先生が、農研機構に在職中最後に育種したものだ。
山田先生が企図したのは”へたすき”のない柿。

”へたすき”とは、柿の登頂にある、ヘタと果肉の間に隙間ができること。
この隙間があると、柿が病気にかかりやすくなったり、雨が隙間に入り込んで、割れたりする。
山田先生は、柿農家を悩ませるこの症状を防ぎたいと考えたわけだ。
なるほど眺めていると、ヘタがぴったりと果実にくっついており、”すき”がない。
ヘタがとても薄い印象だ。
生産者の小倉さんの奥様曰く「美人の柿ね。」とのこと。
傷がとても少なく、外観が美しい。
やや小玉だけれど、シャリシャリした食感で甘みが強い。
まだまだ希少な品種の柿なので、お見逃しなく。
■柿(麗玉) 岐阜県産 約1kg 2700円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/483621.html