試作を繰り返していたら、売場のスタッフさんから「バター醤油なんていかがですか!?」と提案があった。
ガリバタとか、バター醤油とか。
間違いなく美味しい。
バターはあまり意欲的には使用してこなかった。
寒い時期には食べたい。
でも、色々と”でも”が頭に浮かんでくる。
・バターは高い。
・バターに食品添加物はないのか?
・陳列している冷蔵什器で固まるのでは?
・塊のバターを乗せてスチームコンベクションで焼く???
”やったことがない”には乗り越えるべき障壁がいくつかは出るものだ。
私の場合、三つくらいの障壁であれば、意欲的に乗り越えることが出来る。
ー気がする。
ー同時進行は難しいのだが。
バターには、食品添加物は加わらない。
マーガリンのイメージが強かったかもしれない。
バターは、乳製品の中でも、嗜好品と位置付けられており、設定金額が高い。
生乳の脂肪分を分離したものだから、元々お高いのだけれど、国で決めている”乳価”が高いのだ。
ちなみに、国策として、牛乳はかなり低く設定されており、チーズもそれに次いで低い方。
クリームやバターは、最も高い乳価に設定されている。
そこは、個人ではなく、一企業として、卸売り元にお見積りを頂き、まあなんとか、という価格になった。
試しに3種類作ってみた。
1.焼き野菜に、塊のバターと醤油を目分量で1:1にして10%かけて焼く。
2.片栗粉をまぶした焼き野菜に、塊のバターと醤油をかけて焼く。
3.溶かしバターを作り、醤油を加え、焼いた野菜に和える。
1(写真の右)と2(写真の左)は、妙に焦げる。
3が一番、イメージに近い。
かけて焼いてはいけないのか…。
かけて焼いたものを、一晩、無人の冷蔵什器で保管。
やはりバター成分は固まる。
が、白くもどってはおらず、半透明。
これなら大丈夫か…?
寒い時期、暖かみのある、乳の風味は求められていると思うので、もう少し挑戦したい。