北海道の余市、森さんから、西洋梨が続々と届いている。
第一弾はバートレット。
青りんごに似た風味があり、固い時には特にその特徴がある。
世界中で一番栽培面積がある西洋梨で、追熟期間が長く、生食でも、コンポートでも美味しい、両使いできる品種だからだと思う。
第二弾はブランディーワイン。
品種名はセニョールデスぺラン。
スペインっぽい名前だけれど、フランス生まれ。
日本ではもはや北海道でしか作られていないと思う。
追熟すると、洋酒に似た香りがあるから”ブランディーワイン”という名前が付いたそうだが、どうだろう?
名前を付けた当時はあまり洋酒になじみがなかったのではないかと想像する。
ブランデーではなく、ブランディーという仮名遣いをしているし、そもそも、ブランデーとワインの両方が名前に入っているのは、どうなんだろう???
ラフランスと比べるとやや小ぶりで、まず、量販店では見かけない。
■ブランディーワイン 北海道産 約1kg 1728円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/461401.html
第三弾は、グランドチャンピオン。
実は、私が一番好きな西洋梨だ。
なめらかな果肉で、キメが細かく、種のある芯の際まで食べることが出来る。
十数年前、厨房長がコンポートを作ってくれたことがあり、そのとろけるような美味しさと言ったら、もう!
風味があり、ラフランスなどの主流の西洋梨とは違う魅力がある。
これまた、ラフランスよりも一回り小さい。
森さんのところでも、あまり栽培量が多くない、というか少ない。
お店で見かけたら、すぐご購入いただきたい。
■グランドチャンピオン 北海道産 約1kg 2025円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/461601.html
なぜ、すぐ購入がおすすめかと言えば…。
余市の森さん、実は、今年で西洋梨の栽培を止めてしまう。
森家の広大なくだもの畑において、西洋梨の畑は条件が悪く、病気にかかりやすく、西洋梨は罹患と伐根、改植の繰り返しだったからだと言う。
今後、また植えるかどうかは、中学生の息子たちに判断を委ねると言うから、復活は少し先になるか。
貴重な貴重な2025年の森さんの西洋梨。
お見逃しなく。