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ぽろたん

恵那へ!

静岡の浜松で作っていただいていたぽろたん栗。
昨年をもって終了してしまった。

原因は、なかなかうまく行かなったから。

2024年の収穫を終えた後、生産者さんが樹を伐採してしまった。

日本栗はホクホクしていて美味しいのだけれど、渋皮が剥けない。
固い鬼皮をやっとこさと剥いた後に、栗の周りにぴったりとくっついた渋皮を剥くのは、本当に一苦労だ。

奇跡の栗、ぽろたんは、日本栗なのに、渋皮がぽろっと剥ける。
切れ目を入れて、20分ほど加熱すれば、鬼皮と渋皮がきれいに剥けるのだ。
美味しさはもちろんのこと、すごく気持ちが良い。

が、ここ3年くらいは、虫だったり、果肉が褐色に変化する症状に悩まされた。
生産者さんが伐採したのも、仕方ないことだと思う。

でも、楽しみにしているお客様もいる。

新たな生産者さんを探そうと、色々と調べてみた。

まず、一番作っているのは、茨城県。
ぽろたんを育種した農研機構の支部も茨城にある。
それ以外の栗も、茨城が最も多く作っている。

次が、熊本県。

が、それではつまらない。
数ある産地の中で、最もマイナーそうだったのは、鳥取県。
が、調べに調べて、やっと農協の担当者さんに行きついたところ、軽く断わられた。
諦めずに、個人の農家さんを探し出したところ、6反も植えていて、農業が面白い!と断言する方で、絶対やりたいと思ったのだけれど、高齢で、今年は収穫をほぼ断念したところだとのこと。

「いつもなら飛びつきたい、有難い話なんだが…。もう84歳でね。」

鳥取まで行って、口説きたいとも思ったのだけれども…。

もうひとつ気になった産地が、岐阜県恵那市である。
浜松にいた時、社員旅行で岐阜に行ったことがある。
その途中で、中津川に立ち寄った。

”栗きんとん”なるお菓子を、同僚から紹介された。

もっぱら、栗きんとんと言えば、さつまいものあんに、栗が入ったお節料理のひとつである。
ところが、おそらく岐阜、愛知、浜松など東海地方の方は、中津川や恵那の銘菓”栗きんとん”を先に思い浮かべる。

すりつぶした栗に砂糖やつなぎを入れて、練り出したお菓子、と言えば良いだろうか。
ほぼ、栗。

岐阜の栗きんとんは、ほぼ、栗100%のお菓子なのだ。

山がちな、この栗の銘菓が存在する場所は、自ずと栗の名産地なのである(どちらかというと、生栗の方が先に存在するのだろうと思うけれども)。

この地で、肥料も農薬も使わずにぽろたん栗を育てている方がいる!と調べが付いた。
思い切って、電話もした。
会ってくださる!とも。

「社長、すぐ農家さんに会いに行って、つかんできてください。」と隣に座るスタッフさんからも指示が出る。

岐阜は、東京から行くには、やや遠い。
でも、どんなふうに作っていらっしゃるのか、どんな考えをお持ちなのか、すごく知りたくなり、恵那行きを決めた。

さ、どんなかな!