りょくけんが、松屋銀座へ出店を画策していた頃。
松屋さんから、野菜くだものだけでなく、惣菜もやりなさいとご指導を頂いた頃。
初めて、野菜惣菜らしいものとして、催事でご提供したのがラタトゥイユだった。
野菜の南仏風トマト煮込み。
当時、自分と永田さんと考え、作った惣菜には限界を感じ、専門の料理人を初めて採用した。
その、彼がさっと作ってくださったものだった。
トマトとみかんから始まった会社である。
思い入れもあったし、2006年に正式出店し、10皿のお惣菜を提供した際に採用された、いわばオリジナル10である。
ただ、いつしか、あまりご提供できなくなった。
よおおく原価計算してみると、肝心のトマトソースが高過ぎたことや、人によって煮込みの度合いが違い、微妙に味の差があることなどが課題となった。
そうして、段々とフェイドアウトしてしまった。
でも、色々工夫すれば、できるのではないかと、現在、試行錯誤中。
店長ともアイディアを交換し、3通りで作ってみて、道筋が見えた。
週末は、松美会。
松屋銀座の年2回のお祭りである。
そこでご提供できないかと、現在、お尻に火が付いている。