青森の、というか日本のりんごは危機的な状況。
量販店に行けば分かるかもしれないが、りんごがジリジリと高くなっている。
先日、北海道に行った際にりんご農家の森さんにも言われたこと。
日本で最大のりんご産地である青森の農家さんがここ数年で400件なくなっている。
もちろん、肥料や資材の高騰も原因にあるが、絶対数として、りんごの数が少なくなっているのだ。
黒石と藤崎に園地を持つ奈良岡さんを訪ねた。
りんごと米とにんにくが主力の農家さんだ。
山でりんごを作り、平野では米を作っている。
議員さんもやっているので、今回は視察に出かけていて、お留守だったけれども、
スタッフさんたちとお話しすることが出来た。
どういうわけか、今年はりんごの実があまりなっていないと言う。
奈良岡さんの、アメリカ帰りの息子さんには会えるかと思ったが、事務所にはおらず、現場である山の上でりんごの作業をしているということだった。
「今、みんな、りんご組は山に行って、手入れしてますよ。」
にんにくは収穫が終わり、トリミングも行って、現在、倉庫で風を当てて乾燥中だ。
藤崎のトキワ地区は、日本の中でも特に評価の高いにんにくができる地域。
ホワイト六片は、大粒の片が6つできる画期的な品種だ。
そのまま揚げたり、蒸しても美味しい。
いつも電話でやり取りしている女性の事務の方ともお会いした。
「りょくけんの大森です。」と自己紹介すると、やけに驚かれた。
「え、東京からいらしたんですか!?」
青森と東京は離れているけれども、割と早く来れる。
飛行機であれば、1時間10分くらい。
空を飛んでいる時間は1時間ないかもしれない。
今年は、お米も窮地に陥ったので、青森の新品種”はれわたり”も譲ってもらった。
このような環境で、融通利かせてくれた奈良岡さんには感謝だ。
在中していた方に、感謝を述べて、事務所を後にした。