りょくけん東京

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社長日記

富士塚に登った。

会社の隣にある、氷川神社。
なんだかとても良い神社で、よく参拝に行っている。
先日は茅の輪が飾られており、TMネットワークの”メビウスの輪を超えて”を心の中で歌いながら、茅の輪くぐりをした。
二日間も。

お取引先さんの信用金庫さんから自転車で帰ると、途中の道で、スタッフさんに会った。
うちのスタッフさんはなかなか活動的で、昼休憩中に、散歩に出る方も多い。
こんなに暑いのに。

「神社にも行って、山登ろうとしたんですけど、すっごい混んでて~。今日と6日だけなんですよ~」

すれ違いざまにちょっと話しただけだったので、あまり意味が分からない。

いや、すぐ分かった。

氷川神社には、池袋富士と言う富士山を模した人口の山があるのだ。
普段は登れないが、決まった日には登ることができる。
それが、7月1日と6日だったわけだ。

私はあまり事務所にいなかったので、池袋本町に引っ越したこの5年間、一度も、そういう機会に恵まれなかった。

と、いうわけで、郵便局やコンビニなどをはしごした後、私も氷川神社に立ち寄ることにした。

やっぱりいつもよりも多くの人が、参拝し、池袋富士に登ろうと人が並んでいる。

二礼二拍手、会社繁栄を祈念した後、その列に私も加わった。

高さは3m~4mくらいだろうか、それなりの大きさの人口の山に、3人くらいのボランティアさんが付いて、安全と案内をしてくれている。
参拝が終わったご夫婦なのだろう、「暑いから。」とそっと自販機で買ったペットボトルを差し入れしている方もいた。

私もかくありたい、と思いながら。

少し待った後、私の番になり、一緒に並んでいた近所の小学生たちと登った。
頂上で説明してくださったのは、あとで分かったことだが、宮司さんだった。

「昔は、富士山には女性は登れませんでした。
いつからか、女性でも登れるようにと、こうした人口の富士山を作るようになったんです。
この溶岩も富士山まで取りに行っています。
実はとても忠実に再現されていて、あちらに富士吉田口、御殿場口、須走口と三か所の登山口があります。
今は公開されていませんが、その裏には、洞穴も作られています。
こちら側には、本来、富士山が見えたと言われています。
また、こうした富士信仰は大阪から西には全く存在せず、富士塚もありません。
だいたい、全国に富士塚は100か所程度ある、と言われています。」

へえ~がたくさん出た。
再び二礼二拍手を行い、商売繁盛と世界平和を願った。