愛媛から崎山さんがお店を訪ねてくれた。
崎山さんは愛媛の明浜(あけはま)に集まる若手農家グループの事務や販売を担当している。
今年は本当に不作で、厳しい環境であることを伝えられた。
まずは、猛暑。
秋が暖かく、雨が少なかったため、果実に栄養をやるよりは、枝や新芽に栄養が行ってしまった。
暖冬のため、カメムシが死なず、生き残ってしまった。
年明けは、地面からはイノシシ、空からはヒヨドリの被害が拡大。
これは明浜だけでの環境ではなく、愛媛県本土はほぼ同じ状況だった。
甘平もブラッドオレンジも、紅プリンセスの商標がついた愛媛果試48号も、ほぼス上がり。
美味しい部分と美味しくない部分が分かれて存在しており、うちわで処分したとのことだった。
今年のス上がりについては、今のところ、はっきりした原因が分かっていないそうだ。
おそらく夏の猛暑のせいだろうとのことだが。
猛暑でスが入るのは、これまで聞いたことがない。
レモンなど香酸柑橘類は、鳥獣害がなく、極めて順調だそう。
そして、今のところ、露地のせとかは収穫を終えて、ス上がりなどもなく順調とのこと。
そこは頑張って販売したい。