お取引の流れで、どうしても納得できないことがあった。
悩んだけれど、司法の判断を仰ごうと決意した。
このまま泣き寝入りは嫌だと思ったからだ。
私が経験した、こういうインターネット関係のトラブルは絶えないそう。
訴状を作成し、証拠をそろえ、裁判所に提出。
最初、簡易裁判所に行ってしまったが、誤りで、裏にある東京地方裁判所まで再び走った。
荷物検査を受け、建物の14階に向かった。
受付の方は優しく、丁寧だった。
息を切らせながら走りこんだのに、嫌な顔一つせず、指導してくださった。
「緊張しますね。」と言うと「そうですかあ?」とのこと。
毎日受け付けている方と、初めて提出する人では、経験値が違う。
色々あったけれど、無事に受理された。
さてさてどうなることやら。
駅までの帰り道。
霞が関界隈は、建物もきれいで、皇居のお堀も美しく、何度か足を運ぶことになるだろうと思われるけれど、不思議と苦ではない。
”裁判権”って習ったな、そういえば。
日本で認められている基本的人権のひとつなのだから、そんなに緊張せず「そうですかあ?」で良いのか。
判例を作って、今後、ネット関係の会社さんたちが背を正してくださればと願っている。