週が明けた。
怒涛の週末だった。
2月8日土曜日18時半からの満天★青空レストランというテレビ番組で、弊社でも販売している”黒千石もやし”の産地が紹介された。
私と生産者リーダーの山田さんは、同じ湘南地区出身ということと、山田さんが海外青年協力隊でアフリカのボツワナにいたことなどで、勝手にシンパシーを抱いている方。
夏の赤土育ちのレタスを探している時に、出会った。
山田さんたちはめちゃくちゃ働く。
夏のレタスの時期は、夜中の2時からヘッドライトを点けてレタスを収穫し、午前中には梱包まで終わらせている。
標高1000mを超える沖揚平であっても真夏は気温が上がるからだ。
毎日、尋常でない数のレタスを収穫して、出荷している方たちだ。
おそらく夏の取材だったら、山田さんも受け付けなかったのではなかろうか。
夏に多忙を極める山田さん。
課題は、冬の経済活動で、雪室で貯蔵して糖化をすすめた”甘じゃが”と、古くから農家がやっている”もやし”を思いついたわけだ。
消費者にはあまりなじみのない長さの”黒千石もやし”なので、調理方法も研究を重ねていたのだろう、番組内でも紹介されていた。
反響はすさまじく、瞬く間に我々のECサイト ”りょくけん通販オンラインストア”に受注が入った。
山田さんと連絡をとると、「どうしましょう(笑)」という反応。
でも、本日。
受注分の数千束をこの2月内に出荷してくださるという回答があった。
さすが。
これまで国産アボカドもテレビに取り上げられてヒットしたのだけれど、数に限りがあった。
でも、もやしであれば、種と場所と時間と気合いさえあれば、途方もない受注数にも対応できるわけだ。
山田さんたちに、リスペクト。
3月中旬、暖かくなるまで栽培と収穫は続く。
その後は、再び夏のレタスの仕込みが始まる。