りょくけん東京

りょくけんだより
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ヘタの周りの緑”ベースグリーン”は、トマト高品質化の証。

高知のトマトの味が如実に良くなってきた。

「高知は山ばっかだから、狭い畑でもなんとか稼いでいこうと、高品質のものを採ろうっていう風土なんだよね。」

昨年11月に訪ねた際に、生産者の岡崎さんが仰っていたっけ。
夏の猛暑のため、暖地の冬春作のトマトが苦戦しているが、岡崎さんは今期から一番暑くなる前に播種し、一番暑いころはある程度、暑さに耐えられるまで大きく生長させる作型を試している。

温暖化の流れはもう変わらないと思うので、それはそれでひとつの考え方なんだろうと思う。

桃太郎系のトマトが、開花後50~60日をかけて実を結ぶようになると、果皮に緑が残るようになる。
この、ヘタの周りに刷毛で塗ったような緑の部分のことを”ベースグリーン”と業界では呼んでいる。

水をあまり与えずに、厳しく育てると、通常、葉っぱで光合成するところ、果実でも光合成を行おうとして、葉緑素が果皮にもできるのだ。

ゆっくり育ち、品質が上がっていることの証左になる。

「これは!」と思って食べてみると、やはり美味しい。
甘さを感じるし、他の色々な味もする。

フルーツトマトシーズン、開幕だ。


■高知 完熟マルトマト 約200g(3玉前後) 864円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/313139.html

ちなみに、、、りょくけんで言う”完熟”は、糖度8度のトマトを示している。
緑が残っているのに「完熟?」と聞かれることがあるが、品質基準だ。

ちなみに、、、前職のSKIPで、生産者さんから倉庫に届いたトマトが、このベースグリーンが見事に入っていて、良く知らなかった当時の商品担当者が「こんな真っ青なトマトを送ってきやがって!」と電話して怒ってたことがある。。。